猫可の賃貸一戸建ての庭に細く背の高い木がありました。夏、光合成が始まり、突然、屋根の上に巨大な葉の塊が出現。雑木でした。近所の長老が言うには、鳥のシワザであると。

猫 33-1
山の木の実を食べた鳥が飛んで来て、未消化の種をフンとして落としたのだろう。
「フーン」
猫 33-2

ぶりっ
猫 33-3
借家人Aは気づかない。最初はチョローンとした小さな植物です。
猫 33-4
次の借家人Bは、普通の庭木だと思う。
猫 33-5
借家人Cはシンボルツリーや記念樹だと思う。
変形前の巨木は、おめでたい木に見えてしまう。
「きっと大家さんが大切にしている木だ」と守られてスクスク成長する。
この時点で伐採を考える人などいない。

猫 33-6
借家人D。「えーっ!」。
もはや記念樹ではない。住宅街には、ありえへん大きさに成長する。
猫 33-7
屋根の高さを超えた木は。
屋根までは、家々の間に挟まれ、光を浴びない為、光合成で栄養を十分に作れず、ひっそりと成長する。それはそれは、おとなしい木である。
猫 33-8
真夏の太陽の光を浴びて、ボフッと育つ。緑の葉っぱがモフモフで、
まるで天空の何とか。巨大ブロッコリー。
屋根を超えると、光を遮る物がなく、光合成で葉を大量に作り、増えた葉で、さらに光合成し、スパイラルで巨大化する。「お前、そんな巨大樹だったのか!」と真の姿を現す。
いつも、そばにいたショボイやつがラスボスだったみたいな。
猫可の借家・一戸建ては、転勤族が短期で住み変わる傾向があります。借家人は一定期間しか木を見ないので、巨木化するとは考えません。「その大きさの木が昔からあるのだ」と考えます。異変に気付くのは、住宅街には、ありえない大きさに成長した時です。

しかし事前に異変に気付くタイミングはあります。1年観察して、美しい花も果物も付けない時です。「何のために、この木は存在するのだ?」と疑問を持ったら、雑木の可能性があります。


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