TV番組モニターに、もう一段上があった。ワングレード上の、高額報酬の番組モニター。TV番組モニターの中から、有用な意見を出した人が、不定期に選ばれる。毎年選ばれる、のではなく、該当者がいたら、選出される。
最大任期・何年があり、次の該当者が出たら交代する。出なければ、引き続き務める。募集はなく、依頼。TV局、肝いりの番組を、一般人が、問題ないか審議する。
指定の番組を視聴して、討論会に出席する。これだけで、ＴＶ放送番組モニターよりも高い報酬・謝礼が支払われる。これに選ばれました。倍率は高いです。

選出理由は、テレビ番組モニターをやっていた時に、社会性の高い意見を出していたから。高額報酬の討論会の拘束時間は約2時間で、バイトの日給より、はるかに高い収入。時給に換算すれば、破格。他の人のブログ等で、謝礼はオープンにされてない（？）ので、具体的な金額は伏せますが「たった2時間で、こんなに貰えるの？」のレベル。高額すぎて驚いた。

NHK・民放。両方しましたが、この依頼は民放からです。

非常に魅力的な話でしたが、討論会の日程の参加が難しく、断りました。
この様な、おいしいモニターが存在するので、TV番組モニターに合格したら、真剣に参加する事を、おすすめします。選ばれるかもしれません。じゃあ、どうやったら選ばれるの？コツは？、どういう内容を、番組モニター会議で話していたの？です。
気になった事。多いパターンが、モニター会議にメモを持って来て、読み上げる。TV局側の説明を聞き、終了する。次の意見の切り返しがない。質疑応答は、ワンターンで終わる。
討論会は、疑問点を掘り下げること。ＴＶ局側の意見と、自分の価値観を比較し、違えば、反論する。
ＴＶ番組は、必ずしも正論ではなく、ＴＶ局の価値観で作るので、視聴者側から見たら、倫理的に問題がある・・・場合がある。
必要なのは、ディスカッション能力。納得いくまで議論を続ける力。

なので、モニター会議では、楽しく自由に、思ったことを遠慮なく、ズケズケ発言して下さい。相手がディレクターだろうと、番組制作の専門家だろうと、委縮しないで、自分独自の価値観を貫いて下さい。おかしい事は、おかしいと言う。なぜ、おかしいのか、相手に説明できるか？が、難しい所。

番組モニターが意見を言えば、TV局側は、反論します。
でも、その反論って、本当に正しいの？テレビ局側の反論は、もっともらしく聞こえて、実は慣習に毒されてるかもしれない。
疑問は問題点を見つける糸口。小さな疑問には、こだわると良い。
TV局側は反論し慣れている、「その意見は、過去に、大勢のモニターが出した意見と同じです」「その意見なら知っています、何度も聞いています」。
でも、その当たり前の慣習の中に、一般常識と乖離した部分が、あった。
正しいと思いながら間違った事をすると、間違いに突き進む。
ＴＶ局側が気づかない、実は大きな、小さな間違いを、指摘できれば、ＴＶ局側は助かる、
明らかに大きな間違いは存在しない。そんな物は、ＴＶ局側は、とっくに気づいている。専門家も相談員にいる。

私が出した意見は、重箱の隅です。歴代のモニターが見過ごした部分を、初めて「間違いだ」と指摘したので、「その考え方で、ぜひ討論会に参加して欲しい」と依頼が来ました。
皆が意見を言いやすい環境を作る人間性も必要です。反論すると言っても、優しく。フレンドリーに。 慣習に隠れた問題点が、一般人目線なら見える。私が選ばれた理由は、些細なミスを、素人目線・生活目線で、丁寧に見つけていたから。専門的な意見は、言っていません。具体的には、モラル・エゴ・特定の視聴者層に与える不快感の、指摘を多くしていました。